マシュー・ボーン IN CINEMA ロミオとジュリエット
Matthew Bourne's Romeo and Juliet Cinema
G
イギリス
マシュー・ボーン(演出・振付)
パリス・フィッツパトリック、コーデリア・ブレイスウェイト、ダン・ライト、ベン・ブラウン
オフィシャルサイト
Illuminations and New Adventures Limited 2019


マシュー・ボーン IN CINEMA ロミオとジュリエット

これまでとは違う解釈で新しい世界を切り開いたマシュー・ボーンの振付のロミオとジュリエットと聴いて、観るのを楽しみにしていました。いやー、素晴らしい。これぞ、芸術です。ロミオとジュリエットは、だいたいのストーリーはご存知だと思いますので、最初はちょっとどういう設定なのかと戸惑うかもしれませんが、解説も会話もなくてもちゃんとわかります。



ロミオとジュリエットが出逢う舞踏会のシーン、有名なバルコニーのシーンなど、設定は変えてもストーリーの本質は変えず、話は進みます。そして、二人の愛のシーン。踊りだけで、二人が愛しあっている様子が表現されるのですが、本当に素晴らしい。



音楽はバレエの『ロミオとジュリエット』で使用されるプロコフィエフのバレエ音楽が使用されているので、クラシック音楽やバレエを少しご存知の方であれば、馴染みのある曲がかかります。バレエ音楽ですが、踊りはコンテンポラリーダンスです。



セリフもなく、場面も変わらず、衣装も変わらず、舞台の上で踊りだけで表現していくのですが、こういう風に体を使って表現できるって、すごいですよね。生で観てみたい!! でも、ロンドンまで行かなくても、刈谷日劇のスクリーンで観れますので、芸術好きな方、ぜひぜひご鑑賞くださいませ。