ドマーニ! 愛のことづて
C'e ancora domani
G
上映開始日:5/30
上映終了日:6/12
イタリア
パオラ・コルテッレージ
ヴァレリオ・マスタンドレア、ロマーナ・マッジョーラ・ヴェルガーノ、エマヌエラ・ファネッリ、エマヌエラ・ファネッリ
オフィシャルサイト
2023 WILDSIDE S.r.l - VISION DISTRIBUTION S.p.A


ドマーニ! 愛のことづて

本国イタリアで600万人を動員し、世界的に大ヒットを果たしたハリウッド映画『バービー』『オッペンハイマー』を押しのけて、2023年のイタリア国内興行収入ランキングNo.1の大ヒットを記録。イタリア歴代興行収入ランキングでも、あの『ライフ・イズ・ビューティフル』を抜いて第5位となった。さらに、イタリア版アカデミー賞と言われる第69回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では最多19部門にノミネートされ、主演女優賞、助演女優賞、新人監督賞、脚本賞の主要4部門で最優秀賞に輝いた。



メガホンを取ったのは、『ジョルダーニ家の人々』(10)や『これが私の人生設計』(14)などシリアスドラマから大衆的なコメディまで幅広いジャンルの映画に出演するなどイタリアの国民的コメディエンヌ兼女優として活躍するパオラ・コルテッレージ。本作で遂に映画監督デビューを果たした。



パオラ・コルテッレージ監督が描いたのは、戦後で荒廃したローマで逞しく生きる市民たちと権利を渇望する女性たちの姿。愛する娘の将来と夫の暴力に悩む主婦・デリアをパオラ・コルテッレージが自ら演じ、自らの権利と次世代への想いを“とある手紙”に託す。パオラ・コルテッレージ監督は現代にも通じるテーマを巧みなストーリー展開とユーモラスな演出で見事に描き切った。



<ストーリー>

1946年5月、戦後まもないローマ。 デリア(パオラ・コルテッレージ)は家族と一緒に半地下の 家で暮らしている。夫イヴァーノはことあるごとにデリアに 手を上げ、意地悪な義父オットリーノは寝たきりで介護しなければならない。 貧困や家族の問題に悩みながらも家事をこなしつつ、いくつ もの仕事を掛け持ちして家計を助けている。多忙で過酷な生 活ではあるが、市場で青果店を営む友人のマリーザや、デリ アに好意を寄せる自動車工のニーノと過ごす時間だけが唯一の心休まるとき。 そんな母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは裕 福な家の息子ジュリオからプロポーズを受けるため、嫌々な がらも彼の家族を貧しい我が家に招いて昼食会を開くことになる。そのとき、デリアのもとに1通の謎めいた手紙が届く。彼女は「まだ明日がある」と新たな旅立ちを決意するー。