ボールド アズ、君。
映画も音楽も僕らを救わない。僕らは勝手に救われただけだ。
『ディスコーズハイ』で長編デビューを果たし、全国各地でその評判が高まる中早くも次回作が世に放たれようとしている。音楽だけを矜持に生きてきた監督岡本崇が映画の世界にも居場所を見出し、それぞれ比べようもなく大切なことを伝えるべく新たな脚本を執筆した。
主演は伊集院香織(みるきーうぇい)と後藤まりこが務め、メインキャストとしてベテラン俳優の津田寛治、劇中バンドのドラマーには刄田綴色(東京事変)が出演。その他全国バンドマンが多数出演するなどかなり異色のキャスティングもひとつの見どころとなっている。
<ストーリー>
南條珠は今日もミニシアターに来ていた。大手シネコンでは凡そ扱わないようなニッチな作品やインディーズ映画を取り扱う様な場所に。彼女にとってはここだけが大切な居場所だった。瓶子結衣子は今日も歌っていた。熱狂する観客がひしめくライブハウスで。彼女にとってここだけが正直でいられる居場所だった。それぞれ不器用にも懸命に生きる姿は誰かの心を、人生を動かす…、たまにそんなこともある。
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