燕 Yan
G
日本
今村圭佑
水間ロン、山中崇、テイ龍進、長野里美
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2019「燕 Yan」製作委員会


燕 Yan

若きトップカメラマン今村圭佑、映画長編監督デビュー作! 台湾・高雄へ――自分の居る処、ココロの居場所を探して

第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞等三冠を受賞した『新聞記者』のカメラマン、今村圭佑の初監督作品『燕 Yan』(つばめ イエン)。映画『星ガ丘ワンダーランド』、『帝一の國』、『サヨナラまでの30分』など数多くの話題作で撮影監督を務め、31歳ながらトップカメラマンとして活躍。撮影を手掛けた米津玄師のMV『Lemon』は再生回数5億回を突破。業界内外に多くのファンを持つ今村圭佑の待望の監督作が誕生!

日本と台湾・高雄を舞台に、離れ離れになった家族がそれぞれの苦しく切ない感情を抱え、自分の居る処、ココロの居場所を探す姿を、印象的な映像と音楽に乗せて描いている。



主人公・早川燕役を演じるのは、映画初主演となる中国・大連出身の水間ロン。母に捨てられた複雑な思いを抱えながらも、母の故郷・台湾に住む兄を訪れ次第に変化していく内面を繊細に表現。作品に彩りを添える流暢な中国語も披露している。

燕の兄・林龍心役は、映画・テレビで欠かせない存在となった山中崇。弟との再会に戸惑いつつも、自らの生き方を貫き、強い意志と優しさを持ち合わせた兄役を熱演。兄弟の母・林淑恵役は、約5年ぶりの映画出演となる一青窈が演じ、透明感溢れる佇まいで作品に華を添える。さらに、テイ龍進、長野里美、田中要次、平田満といった豪華な布陣が勢ぞろいし物語を彩っている。

28歳の早川燕は、埼玉の父から台湾・高雄に住む燕の兄・龍心に、ある書類を届けてほしいと頼まれる。台湾人の母と日本人の父を持つ燕は、母の故郷である台湾・高雄で生まれ、日本で育った。燕を中国語で「イエンイエン(燕燕)」と呼んだ母は、燕が 5 歳のある夜、何も告げずに7歳年上の兄だけを連れていなくなってしまった。大好きだった母に「捨てられた」という思いだけが今も燕の心に強く残っている。 母はどんな思いで自分を捨てたのか? なぜ手紙すらくれなかったのか? あれから 23年の月日が流れ、燕は様々な思いを抱えて台湾-母の故郷、兄の住む街、そして自分が生まれた場所へと旅立つ――。