誰がハマーショルドを殺したか

第2代国連事務総長のスウェーデン人のダグ・ハマーショルド氏は、1953年で最年少（47歳）で国連事務総長となり、イスラエルとアラブ諸国の紛争の調停や、西洋諸国の植民地化から次々の独立するアフリカの国々の調停などに尽力しました。



これらの功績に対しノーベル平和賞の受賞が決まっていた1961年9月17日、停戦調停に関連する業務でアフリカを訪れていた際に、乗っていたチャーター機が墜落し事故死しました。当時は政治的な介入で暗殺説や陰謀説が囁かれる中、事故として結論づけられたハマーショルド氏の死の謎に迫るドキュメンタリーです。



いわゆる普通のドキュメンタリーではなく、（わざと）ちょっと芝居がかった話の進め方と、どんどん広がる謎がスリリングに絡み合い、なかなかの展開となります。ドキュメンタリーだけど、ドキュメンタリーじゃないような、それでもベースは事実という奇怪さ。同じ時代（この事件の2年後）に、当時の現職のアメリカ大統領だったケネディ大統領が暗殺されますが、陰謀説も案外、本当だったりして、と思わずにいられません。



事故死だと言われていたのに出てきた新事実と、その裏にあるスケールの大きな裏組織、、、詳しくはぜひ劇場にて本作品をご鑑賞ください。