アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール
クラシック音楽をあまり聴かない人でも、クラシカル・クロスオーバーと呼ばれる(クラシック音楽とポップミュージックの融合した)サラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は聴いたことある方は多いのではないでしょうか。もし、このサラ・ブライトマンや曲のタイトルを知らなくても、パナソニックやスバルのCM、ドラマ『外交官 黒田康作』の主題歌、競馬ゲームなどでとして使われたので、この曲を聞けば聴いたことあると思います。
私はずっと「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は、サラ・ブライトマンの曲だと思っていたのですが、元はイタリア人の歌手アンドレア・ボチェッリのためにイタリア語の歌詞『コン・テ・パルティロ』で作られた曲でした。本作品は、そのアンドレア・ボチェッリが有名になるまでの半生を映画化したものです。
アンドレア・ボチェッリは、オペラ歌手というよりも、テノール歌手でクラシカル・クロスオーバー(日本でいうと「千の風になって」の秋川雅史三など)の先駆けとなった人です。。セリーヌ・ディオン、アリアナ・グランデ、エド・シーランなどとコラボしています。
主人公を演じた俳優は存じ上げていませんでしたが、アントニオ・バンデラスが出ていて、最近のバンデラス、素敵すぎます! 本作品はドキュメンタリーではなく、映画化したものですが、歌は全編アンドレア・ボチェッリ本人によるもので、素晴らしいです。
その分野で成功している人も、いろいろ苦労や努力あってのものなのだなぁとしみじみ。今年も残すところあとわずかですが、コロナ禍の中にあっていろいろな苦労あり努力された方、お疲れさまでした。お疲れのところ、アンドレア・ボチェッリの美しい歌声で癒され頂ければ幸いです。来年はいい年となりますように。
カテゴリー: