レディ・マクベス
Lady Macbeth
R15+
イギリス
ウィリアム・オルドロイド
フローレンス・ピュー、コズモ・ジャービス、ポール・ヒルトン、ナオミ・アッキー
オフィシャルサイト
iFeatures Limited 2016


レディ・マクベス

レディ・マクベスといえば、シェークスピアのマクベスに出てくるマクベス夫人だと思って観ていたら、違いました。違うけど、やはりシェークスピアのマクベスの奥さんを題材にしたロシアの小説ということで、マクベス夫人はマクベス夫人でした。



主演はフローレンス・ピュー。昨年、衝撃的だった『ミッドサマー』と世代が変わったなぁと新鮮に感じた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で、(私の中で一気に)気になる女優ナンバーワンです。彼女がアカデミー助演女優賞にノミネートされた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の次に選んだのが本作、、、ではないんです。



実は本作がフローレンス・ピューの長編デビュー作。これをみた『ミッドサマー』のアリ・アスター監督や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグ監督が採用を決めたという、今のフローレンス・ピューになるきっかけとなる役どころを演じた作品です。いいとか悪いとかでなく、マクベスという女性の存在を強烈に印象づけます。



『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でも、エマ・ワトソン、シアーシャ・ローナンたち実力派の女優と共演して、ひけをとらないどころか子生意気なエイミーが実に生々しく新鮮でした。『ミッドサマー』も、私にとっては恐ろしくてしょうがない作品でしたが、フローレンスの存在感はその中にあって際立っていました。

と、まぁ、フローレンス・ピューをベタ褒めのレビューですが、その原点とも言えるのが本作なので、フローレンス・ピューが気になる方、ぜひぜひ劇場にてご覧ください。(こっそりお教えしますが、本作品は特別上映のため、映画館で観られるところは限られているのです。スクリーンで観られるなんてラッキー!!)