ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画
Mission Mangal
G
インド
ジャガン・シャクティ
アクシャイ・クマール、ビディヤ・バランタラビディヤ・バラン、タープスィー・パンヌー、ソーナークシー・シンハー
オフィシャルサイト
2019 FOX STAR STUDIOS A DIVISION OF STAR INDIA PRIVATE LIMITED AND CAPE OF GOOD FILMS LLP


ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画

久しぶりのインド映画でございます。安定のインド映画でございます。余韻たっぷり過ぎてこっそり混乱してしまうフランス映画も好きですが、毎日フランス料理のコースばっかりは無理なのと同じで、そこは安定のカレーというところでしょうか。



いや、それにしても、やっぱりインド映画。やってくれます、インド映画。大好きです、インド映画。シリアスなSFものかと思ったら、イケイケのクラブでEDMかかっているのに踊りだします。そして、大事なところでかかるマンガルやぁ〜ん♪ マンガルやぁ〜ん♪ の曲は、3回目くらいになると、「よっ!きたね、マンガルやん!」という気分になり、思わず口ずさみたくなります。

みんなの気持ちが一つになって、短すぎる開発時間を有効に... え? 研究室を改造する? だいじょうぶ、この人たち??っていう訳のわからない無駄さ加減も、インドお決まりで、多分、映画だけじゃなくて、現実もこういうところあるような気がします。その、訳のわからなさは、凡人の私にはわからない、なんというか、やっぱりゼロを発見した文化の人だけあるんじゃないかと思ったりします。



ストーリーはどうなるのか予測つきぎるのですが、手に汗握って応援したくなるし、何より元気になります。屈託のない子供が遊んでいるのを見て、ついこちらも笑顔になるような、、、インド映画には、そういうパワーがみなぎっていると思うんです。ストーリーもストレートだし、細やかな設定とか苦手だし、いきなり踊るし、マンガルやぁ〜ん♪が頭でぐるぐる回っているけど、やっぱ、あれですね、何だかなんだと日本人の生活に染み込んでいる仏教も元はといえばインドからだし、日本人の国民食みたいなカレーだってインドの食べ物だし、日本人の底辺にはインドがあるんですよ、きっと。



すみません、飛躍し過ぎました。インド映画の見過ぎですね。要は、コロナ禍になってからのインド映画紹介のたびに言っておりますが、コロナ禍においてインド映画のこの明るさ、救われません? 科学者のほとんどが女性というのもすごいと思いましたが、エンドロールで改めてびっくりしましたよ、私。インドって、やっぱりすごーーーーい。侮れません。