SNS 少女たちの10日間
かわいらしいビジュアルのポスターだけど、タイトルは『SNS 少女たちの10日間』なんていうドキュメンタリーだからある程度は想像していましたが、いやぁ、想像以上に酷かった。なんというか、世の中にこんなクズが山ほどいるっていう事実が、です。弱いものに対して高圧的に振る舞う、いい歳した大人の男の自己中心的な行動には嫌悪感しかありません。
これに近いことしたことある男性は、この作品見たらどう思うのでしょうか? 何が悪い?と開き直るのでしょうか。じゃぁ、女の子が成人していたら? 成人の女性でも、会話を始めて数分ですぐに性的な話になったり、写真送って、という流れになると、かなりかなりかなーりイヤな気分になる(人が多い)と思います。(そして、そのように自分がイヤな感情を抱いたことをはっきりと表示しない女性もたくさんいると思うので)ネット上で女性と交流している男性の方、少女じゃなくても同じようなこと、しちゃダメですからね!
こんな感じはありえるとわかってはいたけど、実際に見るとすごい衝撃的です。チェコだけの問題でなく、ここまで酷くなくても、日本でも大なり小なり蔓延っている問題と思うので、スマホを持つ年齢の子供を持つ親は、見ておくべき作品!(エンドロールで親宛のメッセージもあるので要チェック!)子供に見せて警鐘を鳴らしたいけど、さすがにエグすぎて子供には見せられないですね、、、
ドキュメンタリーなんだけど、ドキュメンタリーを超えているというか。SNSの闇を暴くという問題提起の仕方もすごいし、プロットもすごいし、展開もすごいし、音の使い方とかも絶妙。セットも照明も凝っているし、カウンセラーや弁護士などをセットに入れているあたり、いろんな意味で丁寧です。
今年前半のドキュメンタリ部門、堂々の1位です(私ランキング)。ぜひ劇場にてご鑑賞ください。
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