キンキーブーツ
Kinky Boots: The Musical
G
イギリス
ブレット・サリバン
マット・ヘンリー 、キリアン・ドネリー、タリー・マックイーン、ショーン・ニーダム
オフィシャルサイト
BroadwayHD/松竹


キンキーブーツ

3,000円、高いよなぁ〜。でも、おもしろいっていう評判なんだよねー。刈谷日劇でやるかどうか決めるためには観ないとなぁ、どうしようかなぁ、3のつく日だとこの料金で3本観れるよ...なんて思いながら観たのですが、すみません、高いなんて思って。3000円出す価値十分にありました!!

オリジナルは、実話を元にした2005年のイギリス映画。それを2013年にシンディ・ローバーが音楽を担当してブロードウェイでミュージカル化。そのミュージカルをイギリスのコベント・ガーデンにあるアデルフィ劇場で上演したバージョンの映像化です。日本では三浦春馬と小池徹平キャストで2016年と2019年に上映されています。



ストーリーは、まぁ想像通りに進むし何の捻りもない展開でも感情を揺さぶられるのは、ひとえにキャラクターの魅力と迫力。そこに加わって、音楽最高! さすが、シンディ・ローバー! その音楽を彩る踊りも文句なしに良くて、ローラ、すばらしい存在感にカリスマ性、バイタリティと情熱。ピンヒールであんなに踊れるなんて!

それから。演出もかなり楽しくて最高!!! パワフルさが直球で伝わってくるし、「成功のステップ」のメッセージなども素晴らしいし、コメディ要素も絶妙で、劇場で結構な声を出して笑ってしまうくらいに。上演が終わると観客が拍手するのだけど、私もつい拍手したくなりました。

その場にいたら、すごい臨場感なんだろうなぁ。生っていいな。でも、ニューヨークやロンドンでしか見られないものを、(生ではありませんが)大きなスクリーンで観られるなんて!料金で迷っている方がいたら、ここは観ておくことをおすすめします。