くれなずめ
G
日本
松居大悟
成田凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節
オフィシャルサイト
2020「くれなずめ」製作委員会


くれなずめ

この物語は、結婚式の披露宴と 二次会の間に起こる短いお話。

6人の“今”と、思い出が蘇る“過去”が交錯して笑いと寂しさがごちゃ混ぜになり、 やがて、目を背けていた “友の死”がそれぞれの人生に立ちはだかる―。 記憶にしがみつく、6人の男たちの痩せ我慢と一緒に、すべての出来事を見届けてください。

ある日突然、友人が死んだ。 僕らはそれを認めなかった。

泣きたいのに笑えて、笑いたいのに泣ける。 “狭間”の時間に起こる奇跡─



優柔不断だが心優しい吉尾(成田凌)、劇団を主宰する欽一(高良健吾)と役者の明石(若葉竜也)、既婚者となったソース(浜野謙太)、会社員で後輩気質の大成(藤原季節)、唯一地元に残ってネジ工場で働くネジ(目次立樹)、高校時代の帰宅部仲間がアラサーを迎えた今、久しぶりに友人の結婚式で再会した! 満を辞して用意した余興はかつて文化祭で披露した赤フンダンス。赤いフンドシ一丁で踊る。恥ずかしい。でも新郎新婦のために一世一代のダンスを踊ってみせよう!!

そして迎えた披露宴。…終わった…だだスベりで終わった。こんな気持ちのまま、二次会までは3時間。長い、長すぎる。そして誰からともなく、学生時代に思いをはせる。でも思い出すのは、しょーもないことばかり。

「それにしても吉尾、お前ほんとに変わってねーよな    なんでそんなに変わらねーんだ?まいっか、どうでも。」 そう、僕らは認めなかった、ある日突然、友人が死んだことを─。



くれなずめ
日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態を表す 「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした造語。 形容できない時間、なんとも言えない愛おしい瞬間に名前をつけました。