殺人鬼から逃げる夜
Midnight
PG12
韓国
クォン・オスン
チン・ギジュ、ウィ・ハジュン、パク・フン、キム・ヘユン
オフィシャルサイト
2021 peppermint&company & CJ ENM All Rights Reserved.


殺人鬼から逃げる夜

夜の街をどこまでも、どこまでも、追いかけてくる、動機も正体も不明の男。生き抜くために、彼を上回るスピードと知恵を発揮し、なんとか逃げ続ける会社員ギョンミ。だが、聴覚に障がいのある彼女は、容赦のないサイコパスに対峙し、無音の中で闘うしかない。展開の全く読めない80分の追走劇。観る者のアドレナリンとドーパミンを急上昇させるのは、これが初監督作という恐るべき才能を放つクォン・オスン。一度は「映画を作りたい」という夢を諦めかけたが、完全オリジナルのアイディアによる脚本で、華々しいデビューを果たした。



会社から帰宅途中に、血を流して倒れている女性ソジョンを発見したギョンミは、近くに身を潜めていた連続殺人鬼ドシクの次のターゲットにされてしまう。しかも、聴覚が不自由なギョンミには、犯人が追いかけてくる足音も聞こえなければ、助けを呼ぶ言葉も届かない。ドシクはそんな彼女を、まるでゲームを楽しむかのように追い詰めていく。周囲に察知されそうになると、善良なイケメンサラリーマンを装うドシク。そんな彼の巧妙なワナに、ギョンミの母親とソジョンの兄もからめとられていく───いつになったら、この夜は明けるのか?



ギョンミを演じるのは、『リトル・フォレスト 春夏秋冬』のチン・ギジュ。韓国最大の財閥企業・サムスングループのエリート社員を辞めて報道記者となった後、今度はモデルを経て俳優への転身を果たしたという異色の経歴でも人気を呼んでいる。巨大地下駐車場、廊下や部屋が迷路のような一軒家、らせん状に続く坂道、車が猛スピードで走り抜ける道路、そして、若者でごった返す繁華街を、ただひたすら走るリアルなアクションで観る者の心をつかむ。どんな苦境に陥っても「絶対に死にたくない!」と諦めないギョンミに、熱いエールを送らずにいられない。



ドシクには、公開時に韓国ホラー歴代2位の大ヒットを記録した『コンジアム』で、第39回青龍映画賞新人男優賞を受賞し、今最も注目されているライジングスター、ウィ・ハジュン。社会的ステータスのある会社員にしか見えない人物から、「殺したい。殺してやる」という衝動にかられた恐るべき殺人鬼まで、いくつもの顔を持つドシクという、一度観たら頭に焼きついて離れない独創的なキャラクターを作り上げた。 さらに、ソジョンの兄には『ゴールデンスランバー』のパク・フン、ギョンミの母親には日本でもスマッシュヒットを記録した『はちどり』のキル・ヘヨン、ソジョンには大人気TVシリーズ「SKYキャッスル ~上流階級の妻たち~」のキム・へユンと、韓国トップ俳優の中でも実力派が集まった。

あらゆる映像体験を享受してきた全世界の映画ファンを、初めての歓喜と興奮で覚醒させる、傑作スリラーの誕生だ!