ジギー・スターダスト
Ziggy Stardust and the Spiders from Mars
なし
イギリス
D・A・ペネベーカー
デビッド・ボウイ、ミック・ロンソン、トレバー・ボーダー、ウッディー・ウッドマンジー
オフィシャルサイト
Jones-Tintoretto Entertainment Co.,LLC


ジギー・スターダスト

5年後に滅びようとする地球に異星からやってきたスーパースター「ジギー・スターダスト」に25歳のデヴィッド・ボウイが扮し、ロックスターとしての成功からその没落、絶望から復活までを壮大に描いたコンセプト・アルバム『ジギー・スターダスト』。2022年は、ボウイ自身をスーパースターに押し上げた、このロック史上屈指の名盤が1972年に誕生して50周年となる。



伝説のツアー最終ライヴのドキュメンタリー

本映画『ジギー・スターダスト』は、ボウイが72年から73年にかけてイギリス、アメリカ、日本で行った長期ツアーの最終公演、ロンドンのハマースミス・オデオン劇場での伝説的なライヴを撮影したドキュメンタリーで、ボウイ自身が製作に関わった生涯最高のライヴ映画だ。この時のステージ衣装にはロンドンでコレクションを発表して間もない27歳の山本寛斎が参加。監督はボブ・ディランの『ドント・ルック・バック』で、音楽ドキュメンタリーの歴史に一線を画した、アカデミー賞名誉賞受賞監督D.A.ペネベイカー。全曲歌詞の翻訳字幕はシュガーベイブのベーシストだった寺尾次郎。



追悼そして未来へ

ボウイが2016年、寺尾次郎が2018年、ペネベイカーが2019年、山本寛斎が2020年、相次いでこの世を去っていったが、50年目の「ジギー・スターダスト」は永遠の命をさらに輝かせ、未来を見失いそうな地球人を挑発し、あらためて心を奮い立たせてくれることだろう!



不滅の『ジギー・スターダスト』

1972年6月16日に発売された、ロック史上永遠のマスター・ピース!救世のロックスター「ジギー」ことデヴィッド・ボウイは唯一無二の存在として神格化された。ラジオでジギーの曲をはじめて聴いた子どもの視点で歌った名曲『スターマン』、ジギーの絶頂から没落の物語をバック・バンドの目線で描き出した『屈折する星くず』、そして絶望からの復活を叫ぶ『ロックン・ロールの自殺者』まで、一分の隙もないドラマティックなジギー・ワールドが展開される。その後のロックシーンのみならずカルチャー全体に、今なお計り知れない影響を及ぼし続けている。