イースター・パレード
テアトル・クラシックス ACT.1
誰もが知る不朽の名作や、密かに人気を博す隠れた傑作を東京テアトルのセレクションで送るスペシャル・プログラムが誕生。往年の映画ファンには古き良き時代の思い出の作品を再びスクリーンで堪能する喜びを、これまで旧作に馴染みのなかった若い世代にはクラシック映画の素晴らしさをお届けします。
テアトル・クラシックス第1弾は「ミュージカル映画」特集。心躍り、体が弾む、極上の音楽エンターテイメント6作品を一挙上映!鮮やかに彩られた音楽、美しく奏でられる名曲、瑞々しく輝く往年のスターたち。時を超えて愛され続けるミュージカル・コメディが、熱狂と高風に満ちた夢の世界へお連れします。
『イースター・パレード』
1910年代のニューヨーク。フレッド・アステア扮するドンは人気ダンスコンビを組んでいた。が、突如相方に去られてしまい、戸惑いながらも新たなパートナーを見つけ再出発を目指すことになる。相手役に抜擢されたジュディ・ガーランド演じるハンナは、前任者とは180度違った個性だったために互いに四苦八苦する。やがて、これまでを踏襲せず、新たな個性を生み出せば良いと気づき…。
共にハリウッドの名門スタジオMGMに長く在籍しながらも、主役の二人は実はこれが初共演。彼らの持ち味と芸が見事に呼応しあい、愉しく生き生きとしたバックステージものに仕上がった。
音楽は‟アメリカ・ポピュラーソングそのもの“と言われるアーヴィング・バーリン。実際に1910年代に彼がヒットさせた曲をはじめ、本作の為に作られた新曲を共に(「カップル・オヴ・スウェルズ」の楽しさ!)、或いは個々に(アステアの「ステッピングアウト・ウィズ・マイ・ベイビー」は必見)歌い踊る。加えて名手アン・ミラーのタップが冴える「シェイキング・ザ・ブルース・アウェイ」、ジュディとP・ローフォードの愛らしいデュエット「フェラ・ウィズ・アンブレラ」等が並ぶ。
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