ビクター/ビクトリア
VICTOR VICTORIA
G
ブレイク・エドワーズ
ジュリー・アンドリュース、ジェームズ・ガーナー、ロバート・プレストン、レスリー・アン・ウォーレン
オフィシャルサイト


ビクター/ビクトリア

テアトル・クラシックス ACT.1

誰もが知る不朽の名作や、密かに人気を博す隠れた傑作を東京テアトルのセレクションで送るスペシャル・プログラムが誕生。往年の映画ファンには古き良き時代の思い出の作品を再びスクリーンで堪能する喜びを、これまで旧作に馴染みのなかった若い世代にはクラシック映画の素晴らしさをお届けします。

テアトル・クラシックス第1弾は「ミュージカル映画」特集。心躍り、体が弾む、極上の音楽エンターテイメント6作品を一挙上映!鮮やかに彩られた音楽、美しく奏でられる名曲、瑞々しく輝く往年のスターたち。時を超えて愛され続けるミュージカル・コメディが、熱狂と高風に満ちた夢の世界へお連れします。

『ビクター/ビクトリア』

1930年代のパリ。失業して無一文となったソプラノ歌手ビクトリア(ジュリー・アンドリュース)は、窮地を助けてくれたナイトクラブ芸人トディ(ロバート・プレストン)の案じた一計で、女装の男性歌手として売り出す事に。「女装する美しい男性歌手」として一夜にして人気を得る。しかし、やっかみ怪しむ者、女だと思い彼(実は彼女)に惚れてしまうシカゴのギャング、それを妬む情婦ノーマ(レスリー・アン・ウォーレン)らが入り乱れての錯綜喜劇に発展していく。

劇中のショーとして魅せる「ル・ジャズ・ホット」、ロバートと小粋にステップを踏む「君と僕」、しみじみと心情を歌う「クレイジー・ワールド」をはじめ、ジュリーが粋な男装や女装(?)で華麗に歌い踊る。この他にも、レスリーの持ち歌「シカゴ・イリノイ」や、劇中半ばでジュリーが(後には別ヴァージョンで)観る者を釘付けにする「セビリアの毒婦」などの魅力的な歌曲は、H・マンシーニ作曲/L・ブリッカス作詞。

戦前ドイツの映画会社ウーファのコメディを、ブレイク・エドワーズが妻アンドリュースにぴったりな題材と考え、脚色・監督。ロバート・プレストン、ジェームズ・ガーナー、レスリー・アン・ウォーレンといった芸達者たちが脇を固めた。当時のパリを再現したセットや衣装も見どころのひとつ。

※本作では一部のせりふ(字幕)に配慮すべき表現・用語が含まれていますが、当時の時代背景や制作者の意図を尊重しそのまま上映いたします。