メタモルフォーゼの縁側
G
日本
狩山俊輔
芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平、古川琴音
オフィシャルサイト
2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会


メタモルフォーゼの縁側

17歳の人付き合いが苦手な女子高生・佐山うららを演じるのは芦田愛菜。ドラマ「Mother」で脚光をあび、俳優として数々の最年少記録を塗り替えながら、活躍を続ける国民的俳優。夫に先立たれ孤独に暮らす75歳のおばあちゃん・市野井雪を演じるのは日本を代表する名優・宮本信子。『お葬式』や『マルサの女』で国内外の映画賞を多数受賞。以降、映画、ドラマと精力的に活動を続けている。二人の共演は『阪急電車 片道15分の奇跡』以来、10年ぶり。



さらに、高橋恭平(なにわ男子)、古川琴音、生田智子、光石研など多彩なキャストが脇を固める。 脚本を手掛けたのは、連続テレビ小説「ひよっこ」、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』など名作ドラマを数多く手掛けてきた名脚本家・岡田惠和。それぞれ別のさみしさを抱えたうららと雪の友情と変化を丁寧に落とし込んだ脚本を、狩山俊輔監督が美しい映像で紡ぎ出す。 年齢も立場も肩書きも全く違うけれど、一緒に漫画を読んで、一緒に笑って、一緒に泣いて、時には激論を交わす、年の差58歳の女の友情。そして、BLでつながったふたりの人生は、意外な方向に転がりだしていく…。



佐山うらら、17歳。 みんなみたいにキラキラできない女子高生。 唯一の楽しみは、毎日こっそりBL漫画を読むこと。 もうひとりの主人公・市野井雪、75歳。 夫に先立たれ、人生の終わりがちらつく今日この頃。 ある日、ふたりは同じ本屋にいた。 うららはレジでバイト。その目の前に出された一冊のBL漫画。 顔を上げるとそこにいたのは雪だった。

雪はBLの意味さえ知らず、きれいな表紙に惹かれ思わず手に取っただけ。 初めての世界に驚きつつも、男子たちの恋物語にすっかり魅了され、老いた身体にときめきがよみがえる。 続きが読みたい。雪は新刊を求め、再び本屋へ向かうのだった・・・。



こうして出会ったうららと雪。 好きなものを語り合える「友達」ができた。

あくなきBL愛を語り合う日々の中、雪が言う。 「うららさんは自分で漫画描きたいと思わないの?」

そして、ふたりはある挑戦を決意。 それは創作漫画の即売会「コミティア」への出展。

年の差58歳、うららと雪の挑戦がはじまった。 そしてそれは、あるメタモルフォーゼ(=変身)をもたらしていくことになるーーー。