暴力脱獄
Cool Hand Luke
G
【1週間限定上映】
アメリカ
スチュアート・ローゼンバーグ
ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、J・D・キャノン
オフィシャルサイト
1967 WBEI


暴力脱獄

テアトル・クラシックス

誰もが知る不朽の名作や、密かに人気を博す隠れた傑作を、東京テアトルのセレクションで贈るスペシャル・プログラム。 往年の映画ファンには古き良き時代の思い出の作品を 再びスクリーンで堪能する喜びを これまで旧作に馴染みのなかった若い世代には、クラシック映画の素晴らしさをお届けします。



20世紀アメリカを代表する、永遠にカッコいい反逆児
タフで繊細、クールでチャーミング
ー映画史上最も美しい着い瞳を持つ
伝説のハリウッド・スター<ポール・ニューマン>の魅力あふれる4作品を一挙公開!




ポール・ニューマン

1925年1月26日、アメリカ・オハイオ州クリーブランドに生まれる。家業のスポーツ用品店を継ぐが、俳優の道を諦めきれず、イエール大学の演劇大学院に進学。その演技力を見出だされ、ニューヨークでテレビや舞台を中心にキャリアを開始。ジェームズ・ディーンやマーロン・ブランドと共にアクターズ・スタジオで学び、1953年ブロードウェイの舞台「ピクニック」で一躍脚光を浴びる。

『銀の盃』(54)で映画デビュー、初主演作『傷だらけの栄光』(56)に続き、『長く熱い夜』(58)でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞。『熱いトタン屋根の猫』(59)でアカデミー賞主演男優賞に初ノミネート、『ハスラー』(61)で英国アカデミー賞男優賞を受賞、さらに『暴力脱獄』(67)で再びオスカーの有力候補に。名実ともに世界的トップスターの地位を築き、『明日に向って撃て!』(69)は大ヒットを記録し、『スティング』(73)『タワーリング・インフェルノ』(74)『評決』(82)などの話題作を経て、『ハスラー2』(86)で初のアカデミー賞主演男優賞に輝く。

その後も『ノーバディーズ・フール』(94)でベルリン国際映画祭の銀熊賞(男優賞)を受賞。監督にも挑戦し、デビュー作『レーチェルレーチェル』(68)はゴールデングローブ賞最優秀監督賞を受賞。熱心なレーシングカー・ドライバーとしても知られ、また食品会社「ニューマンズ・オウン」を自ら経営し利益を全てチャリティーに寄付するなど、実業家や社会活動家としても活躍。2008年、83歳で逝去。



<ストーリー>

泥酔し、器物破損罪で懲役刑を受けたルークは、刑務所にぶち込まれる。囚人間のヒエラルキーを無視するルークは囚人ボスの怒りを買い、二人はボクシングで決着をつけることに。大柄なボスのパンチに屈しないルークは、彼と囚人仲間から一目置かれることになる。やがてルークの母親の訃報が届くと、刑務所長は彼の脱獄を危惧し懲罰房に入れてしまう。ルークは脱獄するも、捕えられて懲罰を受ける。しかし再び脱獄。ルークは脱獄中、彼のあだ名“クール・ハンド”とサインした写真が載った雑誌を囚人ボスに送り、仲間たちは彼の自由をうらやむのだった。が、それも束の間、再び捕縛されたルークを待っていたのは、「脱走したら射殺する」との警告と残酷な懲罰。涙ながらに「もう逃げない」と誓うルークに囚人仲間は冷ややかな目を向けるが……。

ポール・ニューマンのカリスマ性が際立つ人間ドラマ。彼が演じたルークは体制に屈することなく、どんな戦いでも負けを認めない、“不屈”の象徴。賭けでゆで卵を50個食べたり、厳しい懲罰中も涼しい顔で笑うルークの無軌道さが印象的だ。ニューマンの笑顔モンタージュとなっているエンディングからもわかるが、血や土、汗にまみれていてもチャーミングという奇跡的存在なのだ。強大な権力に挑み続ける≪永遠の反逆児≫ポール・ニューマンの真骨頂とも言うべき快作。