劇場版 センキョナンデス
野次馬のつもりだったラッパーと芸人が、安倍元首相銃撃事件の日の選挙戦を記録
選挙とは何か、民主主義とは何か、ジャーナリズムとは何かを問うロードムービー
ロンドンで育ち海外メディアの情報に精通するラッパーのダースレイダー(東大 中退!)と、新聞 14 紙を毎日読み比べしている時事芸人のプチ鹿島(ニュース時 事能力検定 1 級!)。この異色のコンビが毎週配信する YouTube 番組『ヒルカラ ナンデス(仮)』は、二人の絶妙な掛け合いが人気を博し、全国に「ヒルマニア」 というコアなファン層を生み出している。二人が番組のスピンオフとして立ち上 げたのが選挙取材企画。2021 年の衆院選、2022 年の参院選、合計十数人の候補 者に突撃取材を敢行した。ドキュメンタリーのお作法などお構いなし、自らも喋 りまくり聞きたいことをズケズケ聞いて、相手から思わぬ本音を引き出していく ラッパーと芸人。二人の問題意識は、ジャーナリズムにも向けられる。とりわけ 自他ともに認める「新聞読みのプロ」であるプチ鹿島には、どうしてもその姿勢 を問い質したい新聞社があった。香川県の四国新聞だ。本社に乗り込み、ド正論 という刃を突き付ける鹿島 vs 四国新聞のバトルが始まった。
選挙は祭り!参院選 でもヒリヒリする現場を取材しようと二人は大阪に乗り込んだ。その真っ最中に 起こった安倍元首相の銃撃事件。ドキュメンタリーは想定外の方向に展開してい く。街頭演説を取り止める候補者、敢えて行う者、対応が分かれるなか、ある候 補者の取材中に安倍氏の死を知る。事件の真相が分からぬままネット上に飛び交 う無責任な言説を憂い、民主主義とは何かという問いへの答えを探す旅となって いった......。
二人の活動を知り「日本のマイケル・ムーアになり得る!」と絶賛した『なぜ君 は総理大臣になれないのか』の大島新が、本作にプロデューサーとして参戦。異 色のコラボによって、破天荒なドキュメンタリー映画が誕生した。
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