郊外の鳥たち
ビー・ガン「凱里ブルース]「ロングデイズ・ジャーの夜の涯てへ」、フー・ボー「象は静かに静かに座っている]に続く中国第8世代新たなる才能の発見チウ・ション|長鮮烈の長編デビュー作
『凱里ブルース』「ロングデイズ・ジャーニーこの夜の涯てへ」のビー・ガンを筆頭に、「象は静かに座っている』のフー・ボーら、1980年・90年生まれの中国第8世代による新しい波が世界の映画祭を席巻している。「郊外の鳥たち』のチウ・ションもその一人だ。
2018 年にロカルノ国際映画祭で上映されると、世界各国のメディアがその作家性に驚
嘆!過去・現在・未来という
般的な観念を超越した“時制のずれ”を表現するという、
チウ・ションの独創的な映画言語が、神秘的でポエティックな世界へと拡張していく
圧巻の作品だ。
出演は、先ごろアン・リー監督の最新作、ブルース・リー
のバイオピック映画の主演に
抜握されたメイソン・リー(彼はアン・リーの実子でもある)、アジアンインディーズ
映画界のカリスマ女優、「幸福城市」などのホアン・ルー、本作が本格的な映画デビューとなるドン・ジン、またその美少年ぶりが話題となったゴン・ズーハンなど、子役たちはほぼ演技経験のない素人非優が起用されている
盤沈下が進み<鬼城)と化した中国地方都市の地質調査に訪れた青年ハオは、廃校となった小学校の机の中から、自分と同じ名前の男の子の日記を見つける。
そこに記録されていたのは、開発進む都市の中で生き生きと日常を謳歌する子どもたち
の姿だった。
それは果たしてハオの過去の物語なのか、未来への頭言なのか
やがて子供たちは、ひとり、またひとりと姿を消していく
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