泥の子と狭い家の物語
G
日本
西岡眞博
織田ひまり、田中美里、月丘七央、有田洋之
オフィシャルサイト
チーム谷四


泥の子と狭い家の物語

第9回日本制服アワードグランプリ 織田ひまり映画デビュー作 ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」での活動に加えて、舞台やTVでの活躍が目覚ましい注目の新人 織田ひまり待望の映画初出演&初主演作! 原作は、関西演劇界の異端児オカモト國ヒコが書き下ろし、 舞台から ラジオドラマへと進化を遂げた「泥の子と狭い家の物語」不動産屋いわく 「ちょっと狭めですけど、みんなが幸 せになれる家」に暮らす内田家に降りかかる驚天動地の物語。主人公の小豆(あずき)を演じた織田は映画初出演 しかも初主演という大役にもひるむことなく、時に激しく、時に思春期特有の憂いを含んだ表情 で、この難役を 見事に演じた。



先生の言うことを聞きなさい。親の言うことを聞きなさい。人と違ったことをしてはいけません。どうして自分の意見を述べてはいけないのか、どうして正しいと思えないことをしなければならないのか、どうして正しいと思う行動をとったら異物扱いされるのか。 逃げ場のない世界で踠き苦しんでいたあの頃の感覚が、コロナ禍で鮮明に蘇ってきた。2022年、世界的なパンデミックの時代を我々は生きている。この息苦しくて生きづらい日本で喘いでいる人たちへ。差別、偏見、同調圧力、クソ喰らえ。今、この時代を生きる人へのメッセージをエンターテインメント作品として制作しました。

原作はオカモト國ヒコ氏が書き下ろし、2012年に劇団テノヒラサイズで自ら上演した舞台版。そして翌2013年にNHKオーディオドラマ「青春アドベンチャー」でラジオドラマ化。そして映画版「泥の子と狭い家の物語」が満を持して蘇ります。

<ストーリー>

不動産屋曰く「ちょっと狭めですけど、みんなが幸せになれる家」に暮らす内田さん一家は、様々な問題を抱えながらも、開放的で幸せな家族だった。加賀美と名乗る女が、祖母松子の介護にやって来るまでは。 加賀美が来るようになって、どうも母康子の様子がおかしい。主人公の小豆は訴えるも、事勿れ主義の父幸男は、まともに取り合わない。 やがて、家族に良い変化が起き始める。鍼灸師だという加賀美は、幸男の酷い腰痛を一瞬にして治してみせ、再就職を叶えた。康子も明るさを取り戻し、少しギスギスしていた夫婦仲も良くなったように見えた。 やはり自分の思い違いか。母や父が言うように、加賀美は幸せを運んでくれるのか。そうして加賀美は、内田家に居着いてしまう。 ところが、加賀美の行動が徐々にエスカレートし始める。家事、食事、小豆の進路や交流関係、果ては下着の色にまで口を出し、家族から自由を奪おうとする。 謎の女に、徐々に蝕まれていく一家が織りなす、ファンタジー人間ドラマ。 家族の崩壊と再生の物語。