フィリピンパブ嬢の社会学
大学院生の実体験に基づいた研究ルポを映画化
日本で働く外国人女性労働者の実態をリアルに描いた異色のラブストーリー
本作は原作者・中島弘象氏による実体験を描いた話題の新書「フィリピンパブ嬢の社会学」の映画化です。フィリピンパブの裏側で未だ行われている偽装結婚を背景に、多文化共生のあり方を『能登の花ヨメ」『ママ、ごはんまだ?』の白羽弥仁監督が描きます。
前田航基が11年ぶりの単独主演
国内外で活躍する俳優陣がアンタッチャブルな世界に集結
主人公の中島翔太役には、2011年に映画「奇跡(監督:是枝裕和)」で、弟の前田旺志郎さんとW主演で鮮烈なデビューを飾った前田航基。今回は11年ぶりの主演(単独としては初主演)となります。ヒロインのフィリピンパブ嬢ミカ役には、映画初出演となる一宮レイゼルが東京、愛知で開催された全国オーディションにて抜擢されました。共演には、近藤芳正、勝野洋、田中美里、仁科貴をはじめ、カンヌ国際映画祭で高く評価された映画『PLAN75』のステファニー・アリアンや『ONODA一万夜を越えて』で主演の津田寛治、『東京不穏詩』で大阪アジアン映画祭の最優秀女優賞に輝いた飯島珠奈など、国内外で活躍する俳優陣が脇を固めています。
<ストーリー>
フィリピンパブを大学の研究対象にしていた日本の大学院生・中島翔太(前田航基)は、パブで偶然出会ったフィリピン人女性のミカ(一宮レイゼル)に詰め寄られ、お付き合いを始めることになります。しかし、彼女は偽装結婚をしていることが後になって判明します。 月給6万円、ゴキブリ部屋に監視付、休みは月に2回だけといった彼女の過酷な生活環境を目のあたりにする翔太。一方、強く逞しいミカは現状にめげることなく働き続け、故郷・フィリピンで暮らす両親の元に翔太を連れていきます。いつしか彼女を大切に想う気持ちが強まっていく翔太は、ミカに懇願されてヤクザの元に乗り込むことに―
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