パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ
A la belle etoile
PG12
フランス
セバスチャン・テュラール
リアド・ベライシュ、ルブナ・アビダル、マーウェン・アムスケール、フェニックス・ブロサール
オフィシャルサイト
DACP-Kiss Films-Atelier de Production-France 2 Cinema


パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ

世界が絶賛!彗星の如く登場した若き天才パティシエ

22歳でパティスリーの世界選手権のチャンピオンに輝いたヤジッド・イシュムラエン。現在は世界各地の最高級ホテルのコンサルタントや高級ブランドとのコラボレーションを務め、南仏アヴィニョンやパリに自身の店舗を持つ人気パティシエだ。14歳でパリの菓子職人の見習いに、やがてパスカル・カフェをはじめ、フィリップ・コンティチニといった著名なパティシエのもとで次々と修行を重ね、モナコのジョエル・ロブションのレストラン「ル・メトロポール」でスーシェフを務めた。そして、2014年ついにGelato World Cup(冷菓世界選手権)のチャンピオンとなった。



実話をもとにした驚きと感動のサクセス・ストーリー

本作はヤジッドの自伝書「Un rêve d'enfant étoilé: Comment la pâtisserie lui a sauvé」(スターを夢見た幼少時代:パティシエが彼を救った理由)を元に映画化された感動のサクセス・ストーリーだ。主人公を演じたのはTikTokで6600万人のフォロワーを持つ映像クリエイターとして人気のリアド・ベライシェ。役者としても活躍する彼は、料理の集中講座を受け、ヤジッドから直々にパティスリーの創作を伝授してもらいながら役づくりに励み初主演を果たした。ヤジッドは準備期間のみならず撮影中も、デザートが登場するシーンのすべてを監修。監督は本作が長編監督デビューとなるセバスティアン・テュラール。ヤジッドの波瀾万丈な半生をテンポ良く、まるで“パティシエ版「ロッキー」”のように熱く感動的に描いている。



目と心とお腹を満たしてくれる垂涎ものの魅惑のスイーツたち

もうひとりの主人公として見逃せないのは、美しく華麗なデザートたち。ヤジッドの代名詞ともいえる、フォークを刺すとパリっと割れ、中からクリームがとろけ出す「パリ・ブレスト」。そして大きなさくらんぼの形をした、艶やかなチョコレートのコーティングが芸術的な「フォレ・ノワール」など、垂涎もののデザートの数々が登場。魅惑のスイーツたちは、きっとあなたの心も満たしてくれる。

登場するスイーツ:フォンダンショコラ、フィンガーフランボワーズ、タルトタタン、キャラメルのフィナンシェ、ショコラ・スフェール、サントノレetc.



<ストーリー>

極上のスイーツで奇跡を巻き起こす ほっぺたが落ちるほど美味しい感動の実話

育児放棄の母親の下、過酷な環境で過ごしている少年ヤジッドにとって唯一の楽しみは、フォスターファミリー(里親)の家で、団欒しながら食べる手作りのスイーツ。いつしか自らが最高のパティシエになることを夢みるようになっていた。やがて、児童養護施設で暮らしはじめたヤジッドは、敷居の高いパリの高級レストランに、機転を効かせた作戦で、見習いとして雇ってもらうチャンスを10代で掴み取る。毎日180キロ離れた田舎町エペルネからパリへ長距離通勤し、時に野宿をしながらも必死に学び続け、活躍の場を広げていく。偉大なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や心を許せる親友に囲まれ、夢に向かって充実した日々を過ごすヤジッド。ところがそんな彼に嫉妬する同僚の策略で、突然仕事を失うことに。失意のどん底から持ち前の情熱でパティスリー世界選手権への切符をようやく手に入れるが…。