アイアンクロー
The Iron Claw
G
上映開始日:5/3
上映終了日:5/16
アメリカ
ショーン・ダーキン
ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト、ハリス・ディキンソン、リリー・ジェームズ
オフィシャルサイト
2023 House Claw Rights LLC; Claw Film LLC; British Broadcasting Corporation. All Rights Reserved.


アイアンクロー

プロレス界の伝説フォン・エリック家の知られざる衝撃の実話。“呪われた一家”と呼ばれだ“鉄の爪”フォン・エリック家の栄光と悲劇、<最強>を追い求めた家族の真実の物語



巨大な手で敵レスラーの顔をわしづかみする必殺技“アイアンクロー=鉄の爪”を生み出し、1960~70年代に日本でもジャイアント馬場やアントニオ猪木らと激闘を繰り広げ、一世を風靡したレスラー、フリッツ・フォン・エリック。さらにフリッツは息子たち全員をレスラーに育て上げ、苛烈な競争が繰り広げられる世界で“史上最強の一家”となる野望を燃やす。厳格な父を敬愛する息子たちはレスラーとしての才能を開花させ、次男ケビン、三男デビッド、四男ケリーが大活躍した1980年代に絶頂期を迎えるが、最強への道に不幸な運命が立ちはだかる。フォン・エリック家の子供たちに、いったい何があったのか――



本作は若き日のケビンを中心に、濃密な家族の絆とリング上でのファイトが生み出す興奮、そして最強を目指すことの過酷なプレッシャーを赤裸々に映し出す。監督はカルト教団による洗脳とトラウマを描いたデビュー作『マーサー、あるいはマーシー・メイ』で絶賛を浴びたショーン・ダーキン。子供の頃からプロレスに夢中で、フォン・エリック家の悲劇に衝撃を受けた一人だったという。ダーキンは長年取り憑かれていた驚きの実話を、家族の愛情と葛藤のドラマとして再構築。プロレスにまつわる栄光と挫折を掘り下げ、植え付けられた価値観からの解放という今日的なテーマに踏み込んだ、胸の奥深くに刺さる人間ドラマに仕上がっている。



<ストーリー>

1980年初頭、プロレス界に歴史を刻んだ“鉄の爪”フォン・エリック家。父フリッツ(ホルト・マッキャラニー)は元AWA世界ヘビー級王者。そんな父親に育てられた息子の次男ケビン(ザック・エフロン)、三男デビッド(ハリス・ディキンソン)、四男ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)、五男マイク(スタンリー・シモンズ)ら兄弟は、父の教えに従いレスラーとしてデビュー、“プロレス界の頂点”を目指す。しかし、デビッドが日本でのプロレスツアー中に急死する。さらにフォン・エリック家はここから悲劇に見舞われる。すでに幼い頃に長男ジャックJr.を亡くしており、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになったその真実と、ケビンの数奇な運命とは――