マンガ家、堀マモル
シンガーソングライターであるsetaが紡いだ物語から、映画、マンガ、主題歌が生まれたプロジェクト『マンガ家、堀マモル』。
この夏、主演にドラマ「君の花になる」(2022)で人気を博した、今最も旬な俳優・山下幸輝を迎え、映画『マンガ家、堀マモル』が公開を迎えます。共演には、主人公マモルの幼馴染で大切な人である佐倉春役には桃果、3人の幽霊である海役には宇陽大輝・樹役には斎藤汰鷹・愛役には竹原千代、マモルの担当編集者・林光太郎役には岡部たかし、春の母である佐倉さら役には坂井真紀、樹の担当教師羽車杏悟役には三浦貴大、マモルの母堀マリコ役には占部房子、樹の学校の教師倉田役には竹中直人といった、個性的な面々がそろいました。
監督を務めるのは、レジェンド声優・内海賢二のドキュメンタリー映画『その声のあなたへ』や、横浜流星主演の短編映画『MIMI』の榊原有佑、本作が初監督となる武桜子、若手映画作家育成プロジェクト「光はどこにある」、オムニバス映画プロジェクトMothers『だめだし』、短編映画『紡ぐ』の野田麗未。3人のフレッシュな監督陣が、行き詰った主人公が自分自身や過去と向き合うことで大切なことに気づいていく、再生の物語を紡ぎあげました。 映画を彩るのは原作のseta自らが書き下ろし歌う主題歌「さよなら僕ら」と、シンガーソングライター槇原敬之が主人公の目線で歌詞を書いたと語るエンディングテーマ「うるさくて愛おしいこの世界に」。槇原は脚本を「登場人物がみんな愛しくて、泣きながら周りの人と話をしながら読みました」と語り、物語へ共鳴したことを明かしています。マモルが幽霊たちとの交流を通して気づいていく、大切な人に自分の想いを伝える尊さー。数々の伏線が繋がった時、小さな奇跡が照らす希望の景色とは。この夏、少し不思議で温かな人間賛歌の映画が誕生いたします。
<ストーリー>
新人賞を獲って以来、スランプに陥った漫画家・堀マモル。苦悩するマモルの部屋に突如、幽霊の海・樹・愛が現れ、「漫画を描かせてあげる」と言う。小学生の海は、自分のために忙しく働く母に「寂しい」と伝えられなかったことを、中学生の樹は、周りにうまくなじめず孤独を感じていた自分を思ってくれた教師へ素直になれなかったことを語り、マンガの中で想いを果たした二人は成仏する。残る高校生の愛は、一緒に夢をかなえようと誓った友へ伝えられなかったことを語るが、その話はマモルの、心の奥底にしまっていた扉を開けるものだった。マンガを描きながらマモルは、大切なひと・春との別れや果たせなかった約束…マモルが忘れたふりをしていた過去と向き合い始めるー
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