大いなる不在
G
日本
近浦啓
森山未來、真木よう子、原日出子、藤竜也
オフィシャルサイト
2023 CREATPS


大いなる不在

初監督作『コンプリシティ/優しい共犯』に続き、長編監督2作目にして世界の映画祭で受賞、絶賛評を博し、その勢いが止まらない。第48回トロント国際映画祭プラットフォーム・コンペティション部門にてワールドプレミアを飾り、第71回サン・セバスティアン国際映画祭のコンペティション部門オフィシャルセレクションに選出。



日本人初となる最優秀俳優賞を藤竜也が受賞するという快挙を成し遂げ、サン・セバスティアンの文化財団が最も卓越した作品に与えるアテネオ・ギプスコアノ賞も受賞。アメリカ最古の国際映画祭である第67回サンフランシスコ国際映画祭では最高賞にあたるグローバル・ビジョンアワードを受賞している。



主人公の卓(たかし)を演じるのは森山未來。手探りで「父」という謎を探っていく息子の心情を、細やかな表情の陰影で表していく。父親の陽二には、近浦監督とは3度目のタッグとなる藤竜也。会うたびに別人のような表情を見せる陽二の姿を驚異的なリアルさで体現する圧巻の演技を見せる。さらに、卓の妻の夕希に真木よう子、義母の直美に原日出子と、幾重にも重なる感情を加える実力派俳優が物語を彩っていく。



<ストーリー>

小さいころに自分と母を捨てた父が、警察に捕まった。連絡を受けた卓(たかし)が、妻の夕希と共に久々に九州の父の元を訪ねると、父は認知症で別人のようであり、父が再婚した義母は行方不明になっていた。卓は、父と義母の生活を調べ始めるが――。

父と義母の間に何があったのか?すべての謎が紐解かれた時、大海のような人生の深みに心が揺さぶられる、サスペンス・ヒューマンドラマ。