ココでのはなし
なし
上映開始日:12/6
上映終了日:12/19
日本
こささりょうま
山本奈衣瑠、吉行和子、結城貴史、三河悠冴、生越千晴
オフィシャルサイト
2023 BPPS Inc.


ココでのはなし

本作は、東京オリンピック開催直後のゲストハウスを舞台に、住み込みで働く詩子とそこに集う人々の交流と愛おしい日々を描いたヒューマンドラマ。ワルシャワ国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、 すでに10以上の海外の映画祭で上映され、市井の人々への温かい眼差しと美しい映像で評価を得ている。



主人公の詩子には、『猫は逃げた』(今泉力哉監督)で注目を浴び、2024年は『SUPER HAPPY FOREVER』(五十嵐耕平監督)『夜のまにまに』(磯部鉄平監督)と主演・メインキャスト作が続く山本奈衣瑠。若者たちの心の拠り所となる泉さんを日本映画を牽引してきた吉行和子が演じ、小柄な身体で纏う風格とチャーミングな役どころで魅了する。さらに、俳優として多くの作品に出演し『DitO』で監督デビューを果たした結城貴史、『MONDAYS』(竹林亮監督)『Cloud クラウド』(黒沢清監督)など話題作への出演が続く三河悠冴、映像や舞台を中心に活躍の場を広げる生越千晴、そして多芸多才で愛されるモト冬樹など、世代を超えて才能あふれる演技人が集結した。



監督は本作が長編デビューとなる、こささりょうま。MVやテレビドラマで培った確かな手腕で、今を切に生きる若者たちの機微と営みを丁寧に紡ぎ出す。主題歌「36.5」は、東京府中発のギターロックバンド「kobore」による書き下ろし楽曲。日々懸命に生きる人々に寄り添うメッセージソングで、共感を呼ぶ。また、ゲストハウスの聖地として知られ、日本のみならず世界中から宿泊者を迎える「toco.」で撮影を敢行。築100年超の日本母屋を残した景観が、映画の世界観を引き立てている。



<ストーリー>

2021年東京オリンピック開催直後、都会の喧騒に佇むゲストハウス「ココ」。 住み込みでアルバイトとして働く詩子は、元旅人でオーナーの博文とSNSにハマり ライフハック動画を配信する泉さんと共に、慎ましくも満ち足りた生活を送っている。 ​

ココにやってくるのは、バイト先が潰れてしまい目標もなく、 くすぶる存や、声優の夢を諦め就職しようとするも、 両親から帰国を促されている中国人のシャオルーなど、悩みを抱える若者たち。 笑顔でお客さんを迎える詩子にも、わけあって田舎を飛び出してきた過去があった...。

「休憩が大事。考えながら休んでいいのよ」 ココでの生活が、日々に疲れてしまっている人々の心を少しずつ解きほぐしていく。