山逢いのホテルで
Laissez-moi
R15+
上映開始日:1/17
上映終了日:1/30
スイス・フランス・ベルギー合作
マキシム・ラッパズ
ジャンヌ・バリバール、トマス・サーバッハー、ピエール=アントワーヌ・デュベ
オフィシャルサイト
GoldenEggProduction | Paraiso Production | Fox the Fox 2023


山逢いのホテルで

スイスアルプスの山間に 実存するホテルを舞台に 息子への献身的な愛と 現実逃避の夢の間で揺れる 大人のラブストーリー



スイスアルプスをのぞむ小さな町で、障がいのある息子をひとり育てる仕立て屋のクローディーヌ。毎週火曜日、彼女は山間のリゾートホテルで一人旅の男性客を選んでは、その場限りのアヴァンチュールを楽しむ、もう一つの顔を持っている。そんな中現れたある男性との出逢いが、彼女の日常を大きく揺さぶることになる。もう恋を追いかけることなど想像もしなかったクローディーヌは、再び女として目覚めようとしていた……。



主演は、マチュー・アマルリック監督『バルバラ セーヌの黒いバラ』(17)でセザール賞主演女優賞に輝き、『ボレロ 永遠の旋律』(24)では圧巻のダンスを披露した、フランスの名優ジャンヌ・バリバール。熟年を迎えた女性の孤独から、息子に無償の愛を捧げる母としての優しさ、情熱的な恋に落ちる女性の可憐さまでを見事に表現する。監督・脚本を手掛けたのは、ファッションデザイナーとして活躍したのちに本作で長編監督デビューを果たした、スイスの新鋭マキシム・ラッパズ。俳優たちの魅力を掬い取る繊細な眼差しや、じっくりと時間をかけて感情の変化を紡ぎ出す演出に、長編デビュー作とは思えない手腕を発揮している。



スイスの壮大な山々と湖畔に囲まれた、世界最大級のグランド・ディクサンス・ダムの麓に実在するホテルを舞台に、息子への献身的な愛と現実逃避の夢の間で揺れる女の姿を描く。 果たしてクローディーヌが最後に選んだ道とは――。切なさが溢れる、大人の恋愛映画が誕生した。