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刈谷日劇について
1954年に洋画専門映画館として開業し、1971年5月に移転、2012年からは単館系ミニシアターとして営業しています。いろんなジャンルの映画を上映していきたいと思っています。
イギリスの南西部のコーンウォール(地図でいうとイギリスの左下)地方の漁師(フィッシャーマン)の話です。観終わった後、ほんわかと心が暖かくなるお話です。しかも実話が元になっているんです。本作品の脚本家メグ・レナードは「(物語の元となっている漁師たちは)シンプルでお互いと深い絆で繋がっている人生を象徴していた。そういう絆を多くの現代人は失ってしまったために、再びそれを強く求めている」と語っています。
その絆を象徴しているのが、彼らの歌。最初から最後まで、素朴で力強くて美しい彼らの歌に心奪われます。何百年もの間、漁師たちに歌い継がれてきた歌の数々。美しい港町。地元愛の強さと、地元の文化を守る男たち。ヒーローもイケメンも出てきませんが、どこをとってもいいお話です。心洗われるような癒しのひと時が過ごせるので、ぜひ劇場にてご鑑賞くださいませ!
原題は『Fisherman's Friends』は、ベースとなった漁師バンドの名前なのですが、英語圏では誰もが知っているトローチみたいな飴の名前と一緒なんです。デリやスーパーに行くと必ずと言っていいほど(写真の左から2番目みたいな箱に入って)レジの近くに置いてあります。私は数種類しか知りませんでしたが、いろいろな味があるようで、Amazonでもセットで売っていました(笑)。缶にはいったのもあるのですが、(写真一番右みたいに)レトロなものもあってかわいいですね!
余談ですが、この作品を観てイギリスのフォーク的なバンド「The Pogues」を思い出して、数十年ぶりに聴きました。たまには、こういう素朴な音楽を聴くのもいいですね。
イギリスで大ヒットとなった本作品、2作目の『Fisherman’s Friends 2: Bound For South Australia(原題)』(フィッシャーマンズ、オーストラリアへ行く(意訳)の製作が発表されました。本当、固い絆で結ばれた男たちの物語、まだまだ続くようです。