パリのアメリカ人
An American in Paris - The Musical
G
イギリス
ロス・マッギボン
ロバート・フェアチャイルド、リズ・ダッサンリャーン・コープ、ハイドゥン・オークリー、ゾーイ・レイニー
オフィシャルサイト
Angela Sterling


パリのアメリカ人

『キンキーブーツ』に続く「ブロードウェイシネマ」シリーズ、刈谷日劇での第二弾です。 イギリスのドミニオンシアターで行われた公演が、コロナで行けなくても観れます。歌やセリフが英語でわからなくても、映画なので字幕がついてます! いつもよりちょっと高いですが、ゲージュツとはこういうものっていう美しさがあります。



『キンキーブーツ』の音楽はシンディ・ローバーでしたが、こちらはガーシュイン。ジャズとクラシックを融合させた『ラプソディ・イン・ブルー』(ロサンゼルスオリンピックで84台のグランドピアノとともに演奏された「ザ・アメリカ」的なクラシック曲)の作曲家としてご存知の方も多いと思いますが、もともとミュージカル向けなどに兄弟(お兄さんが作詞、弟のジョージが作曲)で曲を提供していました。

そのガーシュインの音楽にのって踊られるバレエ。イギリスのロイヤル・バレエ(リズ役のリアヌ・コープ)とニューヨークシティバレエ(ジェリー訳のロバート・フェアチャイルド)にいたバレエダンサーが踊っている訳で、黒に赤の衣装で踊るふたりのパドゥドゥは最高に素敵です。



シーンの移り変わりや背景も素晴らしいし、音楽も踊りも最上級だし、『キンキーブーツ』が現代的だとすると、こちらはとても古典的な良さを持つ舞台です。ミュージカル、バレエ、ガーシュインが好きな方、もしくは興味がある方は必見です。バレエ、パリ、ロマンスときたら、うっとり♡ できます。