空気殺人～TOXIC～

韓国史上最悪の事件　家族の突然の死の真相を揺るぎなく追求する父親の姿を通して、大規模なスキャンダルが明るみに出る



安全なはずの『加湿器殺菌剤』は、私の子供と妻をゆっくり殺している。

テフン(キム・サンギョン)は大学病院で救急救命室の医師をしている。ある日、息子・ミヌ(キム・ハオン)が意識を失い、病院に運び込まれる。最近体調がすぐれなかったミヌだったが、病院に運ばれたときには呼吸ができない状態になっていた。



診察の結果、肺が硬くなる“急性間質性肺炎”と判明する。息子に何もできないという絶望の最中、突然妻・ギルジュ(ソ・ヨンヒ)が同じ肺の病気で亡くなってしまう。耐え難い現実に直面したテフンと義妹のヨンジュ(イ・ソンビン)は、ギルジュが突然病気になった事を不審に思い、調査を始める。



調査を始めてほどなくして、衝撃的な事実が明らかになる。原因は、日常的に使用している加湿器用の殺菌剤にあったのであった。世界的な企業であるオーツー社は、自社製品に有害な化学物質が含まれていることを隠して、過去17年間販売してきたのだ。オーツー社は「殺菌剤を加湿器に入れれば風邪に効く」と宣伝し、政府も日常的に使用できる安全性を認可していた為、商品はヒットしたが、殺菌剤を使用した多くの人々の命が危険にさらされることに。テフンと多くの被害者たちは、真実を明らかにするためにオーツー社に立ち向かう。