オリ・マキの人生で最も幸せな日
Hymyileva mies
PG12
フィンランド・ドイツ・スウェーデン合作
ユホ・クオスマネン
ヤルコ・ラハティ、 オーナ・アイロラ、エーロ・ミロノフ
オフィシャルサイト
2016 Aamu Film Company Ltd

オリ・マキの人生で最も幸せな日

『淵に立つ』を抑えて、第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリ受賞。世界No.1映画批評サイト・ロッテントマトにて96%の高評価獲得!全世界映画祭が絶賛!フィンランド発、愛と歓びに満ちた実話の映画化。

世界戦を目前に控えたボクサーが恋に落ちた!彼にとっての「人生で最も幸せな日」の結末とは?(オフィシャルサイトより)



「人生で最も幸せな日は、いつですか?」と聞かれて、答えられるっていいなぁと思います。

何がその人を幸せにするのかはその人自身が決めることで、誰がなんと言おうと自分の幸せの価値を大切にできるってとても強いと思います。本作品中には出てきませんが、オリ・マキやデビー・ムーアのその後の人生のことを知ると人生いろいろあるものだけど、一度しかない人生をどのように生きるのかっていうのが、まさにその人の「人生」なのだな、と感じました。



私はパンフレットをみるまで画質のフィルム的な雰囲気から昔の映画だと思い込んで観ていましたが、白黒の16mmフィルムで撮影されているとわかって納得。二人で自転車に乗っているシーンや、笑いあっているシーンなど、二人のシーンはどこもとってもほっこり。なんてことないシーンも、なんだかおしゃれで素敵です。



パンフレットにホフディランのワタナベイビーさんのエッセイが載っていたのですが、ボクシング好きの観点からのもので、それを読んでさらに本作品の良さがわかった気がしました。他にも監督がこの映画を撮ろうと思ったきっかけや、ラストシーンの心温まるエピソードなどが載っていて、さらに心がほんわりしました。よろしければ、劇場にてお買い求めください。