コリーニ事件
Der Fall Collini
G
ドイツ
マルコ・クロイツパイントナー
エリアス・ムバレク、アレクサンドラ・マリア・ララ、ハイナー・ラウターバッハ、フランコ・ネロ
オフィシャルサイト
2019 Constantin Film Produktion GmbH


コリーニ事件

ナチスが起こした悲劇は、人類史上最悪の一つだと思います。



そのナチスを生んだのはドイツですが、その過ちに対しドイツは今でも償っています。75年以上経った今でも、ドイツ(や関連する国)では、当時の罪を犯した人たちは裁かれ続けています。



戦争というものがナチスを作ったのか、ナチスが戦争を起こしたのか。どちらであったとしても、戦争というものは、人を尋常ではない境地に貶めるのだと思います。戦争という名の下に置いては正しいとされたことも、時代代わって平和な世になり裁かれる、、、はずが、法の不備で裁かれないこともある。



そんな理不尽な悲劇が生んだ悲劇の話ですが、戦争で起こした間違いに、今も目を逸らず向き合っているドイツは、なんと日本と違うのだろうと思いました。同じような主題で、主演のケイト・ウィンスレットが、アカデミー賞の主演女優賞を受賞した『愛を読むひと』を思い出しました。