辰巳
R15+
スクリーン1
14:20 - 16:10
上映終了日:6/6
小路紘史
遠藤雄弥、森田想、後藤剛範、佐藤五郎
オフィシャルサイト
小路紘史


辰巳

2015年、第28回東京国際映画祭<日本映画スプラッシュ部門>で作品賞を受賞し、同年の新藤兼人賞銀賞を受賞した自主映画『ケンとカズ』で、多くの映画ファンの度肝を抜いた小路紘史監督が、8年の時を経て新たに生み出した待望の新作『辰巳』(たつみ)。

タイトルロールである主人公・辰巳役には、繊細かつ骨太な芝居で、近年では『の方へ、流れる』(22/竹馬靖具監督)に主演したほか、カンヌ国際映画祭「ある視点」に出品され、仏・セザール賞で4部門にノミネートされた話題作『ONODA 一万夜を越えて』(21/アルチュール・アラリ監督)での高評価が記憶に新しい遠藤雄弥。懺悔にも近い悲しみを抱え、希望なき世界を所在なく生きる辰巳の生き様をスクリーンに焼き付ける。



さらに最愛の人を失い絶望のなかで行き場のない怒りを復讐に変える少女・葵役には、松居大悟監督の『アイスと雨音』(18)で初主演を務めて以降、『タイトル、拒絶』(21/山田佳奈監督)、『わたし達はおとな』(22/加藤拓也監督)など、作品ごとに変幻自在の印象を残す注目の若手女優、森田想。森田は2023年に主演映画『わたしの見ている世界が全て』(佐近圭太郎監督)でマドリード国際映画祭外国映画部門にて主演女優賞を受賞するなど、その確かな演技力はもちろんのこと、演じる役柄に気骨と情念を吹き込むことができる稀有な若手俳優だ。



そのほかキャスト陣は、2019年と2021年にNetflixで制作・配信されたドラマ「全裸監督」シリーズ(武正晴監督)にて、ラグビー後藤を演じ大きな注目を浴びた後藤剛範。『ケイコ 目を澄ませて』(22/三宅唱監督)、『福田村事件』(23/森達也監督)、など、国内の映画賞に絡み、映画ファンから注目された話題作への出演が相次ぐ、佐藤五郎。劇団「オーストラ・マコンドー」の主宰で、これまで様々なジャンルの舞台作品を100本以上演出し、本作が映画初出演となる倉本朋幸。その他にも、松本亮や龜田七海、そして、映画『佐々木、イン、マイマイン』(20/内山拓也監督)、『くれなずめ』(21/松居大悟監督)、『空白』(21/𠮷田恵輔監督)、『わたし達はおとな』(22/加藤拓也監督)などに出演し、唯一無二の存在感と比類なき演技力を持つ藤原季節。



日本のリアルな裏社会を描きながら、小路監督曰く「日本的なものを極力排除した」無国籍ムードが全編に漂うフィルム・ノワール。アウトローたちの慟哭とロマンが胸を打つ、日本映画の枠に収まりきらない驚異の自主制作映画が誕生した。